Genes to Cells 西田栄介編集長からのメッセージ(2018年4月)

portrait of Prof. Eisuke Nishida

この4月より、Genes to Cellsの新しい編集長に就任した西田です。

1996年の創刊以来、故・富澤純一先生、そして柳田充弘前編集長のもと、Genes to Cellsは研究者コミュニティから信頼されるジャーナルとして、22年余の時を刻んできました。今後もこの伝統を絶やすことなく、著者や読者の皆様とのフレンドリーなコミュニケーションを通じて、愛されるジャーナルとして益々成長させ、次世代に引き継いでいく所存です。

Genes to Cellsに関して、「敷居が少し高い」「レビューが厳しい」という印象をお持ちの方がいらっしゃるのではないかと思います。確かに創刊以来、Genes to Cellsは厳格に運営してきました。レフェリーの方々も、そのような雰囲気を汲んでくださったのかもしれません。

もちろん、今後も厳格に取り組む方針に変わりはありません。しかし同時に、研究者がジャーナルに求めることに、Genes to Cellsは皆さんのイメージ以上に柔軟に応えうるジャーナルなのです。

この機会に、Genes to Cellsは皆様自身が育てていくジャーナルである、という意識を持っていただきたいと思います。面白い発見や観察があれば、そのメカニズムの解明が十分でなくても、まずは投稿してみてください。レフェリーの査読コメントが厳しすぎると感じても、すぐには諦めずに、編集委員に相談してみてください。

そして、最終的に論文が出ても、誰かが引用しなければ埋もれてしまいます。引用が、さらなる引用を呼ぶのです。是非、引用してください。また、あらゆる機会を利用して、周りの研究者に宣伝してください。

皆様からのご投稿を、心よりお待ちしています。ご投稿に際して分からない点があれば、編集室 office@genestocells.jp までお気軽にご連絡ください。また、ご投稿に先だって、編集委員にご相談いただいて結構です。編集委員のリストはこちらにあります:
https://www.mbsj.jp/gtc/editors.html

そしてご存知のように、2011年から始めている日本風の凝った表紙画についても継続します。
https://www.mbsj.jp/gtc/cover_gallery.html
こちらのアイディアも常に募集しておりますので、ぜひ編集室までお知らせください。

どうぞよろしくお願いいたします。

Genes to Cells編集長
西田 栄介
office@genestocells.jp