特定非営利活動法人 日本分子生物学会 第16期第4回理事会記録

日 時:2010年12月6日(月)15:00~17:15

場 所:神戸国際会議場 4階「403」

出席者:岡田清孝(理事長)、鍋島陽一(副理事長)、町田泰則(副理事長)、相沢慎一、荒木弘之、上村 匡(編集幹事兼)、貝淵弘三、影山龍一郎、片山 勉、塩見春彦(会計幹事兼)、篠崎一雄、篠原 彰、杉本亜砂子、田畑哲之、辻本賀英、正井久雄、水島 昇、山本正幸、渡邊嘉典、小川智子(監事)、吉川 寛(監事)、石野史敏(庶務幹事)、小林武彦(集会幹事)、宮園浩平(集会幹事)、小原雄治(第17期理事長)、花岡文雄(第34回年会長)、以上26名

欠席者:饗場弘二、審良静男、大隅良典、加藤茂明(広報幹事兼)、小安重夫、白髭克彦、永田恭介、長田重一、升方久夫、柳田充弘(Genes to Cells編集長兼)、山中伸弥、谷口維紹(第33回年会長)、以上12名

事務局:福田 博(記録)、並木孝憲、丸田夏子

関係議題参加者:峰崎 愛(第33回・第34回年会事務局より)

本理事会成立について:
 石野史敏庶務幹事より、理事19名、監事2名、幹事3名、次期理事長および議題関係会員1名が出席し、委任状11名(理事)を受理しており、本理事会は細則第4章第8条により成立する旨、報告された。
 

議事録署名人の選任について:
 岡田清孝理事長より、議事録署名人として、塩見春彦理事と杉本亜砂子理事が指名され、承認された。
 

議 事:
 第16期理事会の最終会議となる本会合に先立ち、岡田理事長より謝辞が述べられた。
 

1.報告事項
 

1)執行部報告(理事長報告、庶務幹事報告)

 ・会員現況
 石野史敏庶務幹事より、2010年12月1日現在の会員数につき以下のとおりに報告がなされた。

名誉会員1名
正 会 員9967名(海外在住含む)
学生会員5346名(海外在住含む)
賛助会員36社 
合 計15350名(前年12月対比、+107)

 ・科学技術予算、パブコメ対応、等について
 昨年の事業仕分け評価から続いている科学技術予算全般への理事会対応であるが、本年6月、「学術の研究教育の転換期に当たって」と題して、会報とホームページに理事長メッセージを掲載した旨、岡田清孝理事長より報告がなされた。
 9月末には、緊急のお知らせとして「来年度概算要求要望枠のパブコメについて」をホームページに掲載し、同時にパブコメ対応に関しての会員一斉メール配信を行った。また、11月半ばには、日本化学会ほかとも協力し、30学会(39万会員)会長声明「日本国家存立の基盤となる高度人材育成と科学技術予算強化を求める」を発表したことが報告された。
 

2)理事選挙結果報告/第17期理事長選任結果報告
 石野庶務幹事より理事選挙結果の報告がなされた。また、2010年10月15日に東京で開催された第17期新理事会準備会議において、小原雄治氏が第17期理事長に選出されている旨報告された。
【第17期理事選挙結果】
選挙公示日:2010年6月15日(火)(会報96号発送)
投票期間: 2010年6月21日(月)9:30~7月9日(金)18:00
開 票 日: 2010年7月15日(木)
開票場所: 日本分子生物学会 事務局
開票立会人:選挙管理委員3名(黒田真也、石野史敏、黒柳秀人)
有権者数: 14,133名
投票者数: 808名
投票総数: 8,080票(うち白票1,875票)
当 選 者: 下記30名(50音順)
  相沢 慎一 (理研・CDB)
  阿形 清和 (京大・理)
  審良 静男 (阪大・IFReC)
  五十嵐 和彦(東北大・医)
  石川 冬木 (京大・生命)
  上田 泰己 (理研・CDB)
  大隅 典子 (東北大・医)
  貝淵 弘三 (名大・医)
  影山 龍一郎(京大・ウイルス研)
  五條堀 孝 (遺伝研)
  後藤 由季子(東大・分生研)
  小原 雄治 (遺伝研)
  小安 重夫 (慶應大・医)
  塩見 春彦 (慶應大・医)
  白髭 克彦 (東大・分生研)
  杉本 亜砂子(東北大・生命)
  田中 啓二 (都臨床研)
  谷口 維紹 (東大・医)
  月田 早智子(阪大・生命機能)
  永田 恭介 (筑波大・基礎医学)
  中山 敬一 (九大・生医研)
  鍋島 陽一(先端医療財団・先端医療センター/京大)
  西田 栄介 (京大・生命)
  花岡 文雄 (学習院大・理)
  三浦 正幸 (東大・薬)
  水島  昇 (東医歯大・医歯)
  宮園 浩平 (東大・医)
  柳田 充弘 (京大/沖縄科学技術研究機構)
  山本 雅之 (東北大・医)
  米田 悦啓 (阪大・生命機能)
 

3)第8回日本分子生物学会三菱化学奨励賞選考結果報告
 田畑哲之賞選考委員長より、標記奨励賞候補として14件の応募があり、委員会による審査・選考の結果、以下の2名が受賞者として決定したことが報告された。

○倉永 英里奈(東京大学大学院薬学系研究科 遺伝学教室)
【研究題目】
生体レベルにおけるカスパーゼの生理機能とその制御メカニズムの遺伝学的解明
Exploring the regulatory mechanisms and physiological functions of caspase in vivo

○松林 嘉克(名古屋大学大学院生命農学研究科 生理活性物質化学研究室)
【研究題目】
植物の成長制御に関与するペプチドホルモン群に関する研究
Molecular analysis of peptide hormones regulating plant growth and development
 

4)各種学術賞、研究助成候補への学会推薦状況について
 田畑賞推薦委員長より、2010年に本学会より推薦した各種学術賞について報告がなされた。引き続き、町田泰則研究助成選考委員長より、2010年の研究助成推薦状況と結果等について報告が行われた。
 

5)その他

 ・通常総会/議事進行と報告担当者の確認
 石野庶務幹事より、第33回通常総会資料についての説明が行われ、総会当日の議事進行ならびに報告担当者の確認がなされた。岡田理事長より理事会関係者はできるだけ総会に出席してほしいとの要請がなされた。
 

2.審議事項
 

1)2010年度(平成22年度)収支決算承認の件
 塩見春彦会計幹事より2010年度(平成22年度)会計の収支についての説明がなされた。黒字決算となったポイントは、①Genes to Cellsの出版収入.②第32回年会会計の収支繰入れ.③「事業費・予備費」および収支全体科目の「予備費」を使わなかったこと.の3点である。個々の事業収支についての説明がなされた後、本年度会計の重要なポイントである「日本分子生物学会 若手研究助成 富澤純一・桂子基金会計」についても詳細な報告が行われた。
 本決算においては、法人として消費税と地方税の計138万円を納めている。また税務処理全般については、顧問契約(税務顧問を含む)を交わしている税務専門家の指示のもと、収益事業部分の法人確定申告を行ったことが報告された。本決算は、11月2日に宮城秀敏公認会計士の監査を受け、配付資料のとおりに監査報告書が提示されている。
財務諸表の説明がなされた後に、吉川 寛監事より、11月11日に小川智子監事とともに学会事務所にて会計監査会を実施し、金融機関の残高証明書等を一式確認、22年度決算を認めたことの報告がなされた。審議の結果、本決算は理事会で承認され、第33回通常総会に諮られることとなった。
 なお、吉川監事から、収支科目の中で「事業費その他」等の〝その他〟表記がやや多いので、予算編成の際には事業内容が具体的にわかるような名称を使用したほうがよいとの付帯意見が提出され、次々年度予算作成より留意することとなった。
 さらに、吉川、小川両監事より、収支状況はたいへん健全ではあるがそれとは別件で、事務局職員の勤務状況(深夜残業と休日出勤があまりに多い)とその待遇につき、執行部は少し考慮するようにとの意見が提出された。この件については岡田理事長からも補足説明がなされ、現在の事務局3名体制では業務量が限界を超えており、来年以降、超過勤務、休日出勤を減らすためにも事務局スタッフの増員(当面は契約職員または長期アルバイトを検討中)の必要があることが説明され、本件については次期執行部に申し送られることとなった。
 

2)2011年度(平成23年度)収支予算ならびに事業計画承認の件
 塩見会計幹事より2010年度(平成22年度)の収支予算案、事業計画につき説明が行われ、審議の結果、同収支予算ならびに事業計画は理事会で承認され、第33回通常総会に諮られることとなった。
 

3)第12回(2012年)春季シンポジウムについて
 岡田理事長より2011年までの春季シンポジウム開催地資料が配付され、過去に開催していない地域であることを考慮し、第12回春季シンポジウム世話人は久保田健夫氏(山梨大学大学院医学工学総合研究部 教授)に依頼したい旨が諮られ、承認された。
 

4)将来計画検討委員会よりの提言について
 山本正幸将来計画検討委員長より、任期中に計4回の会合を持ち、課せられた課題について検討を重ねてきたことが報告された。理事選挙投票率を高める問題、男女共同参画の推進(女性理事をいかに増やすか)については、既に具体的方策を実施済みである。
 昨年からの継続議案となっていた2点、(1)春季シンポジウムのあり方(あらたな国際シンポジウム企画の検討を含む)、(2)年会のあり方、については、同委員会からの最終提言の形で以下のとおりの提出・報告がなされ、山本委員長からの詳細説明が行われた。


2010年12月6日

第16期 将来計画検討委員会 提言

第16期将来計画検討委員会において、2009年9月、11月、12月、2010年5月の計4回の会合を持ち、検討を重ねた。本日、『第16期将来計画検討委員会 提言』を提出・報告します。

日本分子生物学会 第16期 将来計画検討委員会
山本正幸(委員長)、荒木弘之、篠原 彰、
杉本亜砂子、水島 昇、宮園浩平
 

● 国際対応について(課題、基礎科学の現状認識 / 学会の役割.に関係して)

 提言1:あらたな国際シンポジウム企画、ならびに、春季シンポジウムのあり方について

  ・ 国際対応の一環として、今後、新しい国際シンポジウム企画を立ち上げることを提案したい。

  ・ 会期は年会前日の2日間とし、可能な限り、年会で確保している会場を融通させてもらうこととする。

  ・ 同国際シンポジウムは、年会とは独立したサテライトの位置付けとし、シンポジウムセッションとしては3つ程度(予算の目安は300万円×3テーマ)を企画し、2014年の年会より継続的に開催できることを目標にしたい。

  ・ 現行の春季シンポジウムについては、2013年以降は、理事会(理事長)からの世話人指名(依頼)ではなく、公募の形式に変えていき、またその実施も隔年開催といった選択肢もあり、新しい国際シンポジウム開催と合わせて、予算対応を図ることとしたい。

● 年会のあり方(開催形式、年会長と理事会の責任分担 等々)について

 提言2:年会のあり方について

  ・ 本学会のオリジナリティを尊重して、他学会との合同開催は2~3年に1度とし、2年連続しての合同開催は避けることが望ましい。

  ・ 合同開催を実施する場合、そのパートナーとなる学会は幅広く視野に入れるよう、配慮することとしたい。

  ・ 年会長が年会運営のための組織委員会を設置するに際して、必要に応じて(年会長から要請があった場合)、年会長所属の1施設だけでなく、全国規模の複数の施設から組織委員を人選することも可能とする。

  ・ 海外招待講演者だけではなく留学生にも配慮し、一般論として、ゆるやかな英語化を進める必要があることを、理事会ならびに今後の年会長(年会組織委員会)への申し送りとしたい。

  ・ 本委員会においては、4回の会合を開催し、年会のあり方についての議論を重ねたが、ほぼ現状追認の検討結果となった。本提言については、5年後を目処に、再検討・見直しを行うことを申し送ることとする。


 提出された提言の1、2それぞれにつき、活発な意見交換が行われた。
 討議の結果、第16期将来計画検討委員会からの提言内容を学会員に公表するとともに、小原雄治次期理事長および第17期理事会執行部への申し送り事項とすることを承認した。
 

5)第35回(2012年)年会について
 岡田理事長より、第35回年会長は京都大学大学院理学研究科 阿形清和氏に依頼することが諮られ、承認された。
 

6)第36回(2013年)年会について
 岡田理事長より、第36回年会長の選出については小原次期理事長へ申し送りたいとの説明がなされた。
 

7)「日本分子生物学会 若手研究助成 富澤純一・桂子 基金」若手研究助成事業について
 本議案については、本日の会議進行の時間的な事情もあり、16期第4回理事会終了後に引き続き別室にて開催する、16期・17期合同理事会にて審議することとした。
 

上記、第16期第4回理事会の議決および確認事項を明確にするため、この議事録を作成し、議事録署名人はここに記名押印する。

2010年12月6日

特定非営利活動法人 日本分子生物学会 第16期第4回理事会

議長岡 田 清 孝
議事録署名人塩 見 春 彦
議事録署名人杉 本 亜 砂 子