第22期理事長挨拶

portrait of Prof. Kiyokazu Agata

会員の皆様へ

 22期理事長を拝命致しました、白髭と申します。所属は東京大学の定量生命科学研究所です。私も本学会には既に30年以上、お世話になっております。

 今後、理事長として、学会の本来の役割である研究交流の場、学問の発展の場を最重要視し、特に若手が主役になれる環境づくりに注力していきたいと考えています。運営におきましては、コロナ禍という特殊事情下で、「交流」に欠かせない人と人との接触が困難な時代ではありますが、このような時代背景に相応しい学会運営をまず第一に、学会の国際化、国際展開や、運営のスリム化を含め、新しい学会組織のあり方、大会運営のありかたも理事、大会組織委員、会員の皆様と模索していくつもりです。さらに、キャリアパス問題を含め、何よりも今、様々な形でいろいろなところで問題となってきております政治と科学者、研究、の関わり方についても建設的な議論の機会と発信の場を設けさせていただけたらと考えています。

 これからの2年間、基礎研究にとっては今まで以上に厳しい風が吹くことも予想されますが、厳しい時代を生き抜くすべを皆様とともに試行錯誤しつつ考え、学問を深める場を共有し、そして、楽しんでいけたらと思います。そのためにもまず、皆様一人一人が決してことなかれ主義に陥ることなく、発信すべき場でご自身の意見を発信していくことが何よりも大切であると思っています。皆様のお世話になりつつ責任を果たしていきたいと思います。どうかよろしくおねがいします。

 

2021年1月
特定非営利活動法人日本分子生物学会 第22期理事長
(東京大学定量生命科学研究所 所長)
白髭 克彦