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・投稿者名:学会一号

・渡航した国:スイス、オーストリア、ドイツ

・渡航の目的:学会への参加

・渡航の時期と滞在した日数:2022年5月

・体験談:
【ア)日本から外国への渡航】
 オーストリア、スイスへの入国にはコロナ関係の必要書類は何も必要ありません。ドイツへの入国はトランジット利用であっても、接種証明が必要(ワクチン接種証明書:パウル・エーリッヒ研究所のウェブサイトに掲載されたワクチンのみ有効とされます。日本はモデルナかファイザーを接種されている方が大半ですのでこの条件は満たしているでしょう。2回接種しかしていない場合は2回目接種後、14日間を経過している必要があります。日本の市区町村が発行するワクチン接種証明書は有効でした。)で、これは搭乗前に航空会社のカウンターで確認されます。航空機内でのマスク着用は日本、ドイツ、オーストリアのエアラインでは義務です。日本のエアラインはマスクの種類まで問われませんが、ドイツ、オーストリアのエアラインではFFP2マスクの着用を求められます。不織布のマスクをしていたところ注意され、FFP2マスクを手渡されました。スイス航空は「マスクはお客様の自由」とのアナウンスが有りましたが、そもそもCAがマスクをしておらず、ほとんどの客もマスクをしていないので、着用していること自体が無意味に感じられます。ドイツ、オーストリアは公共交通機関、公共の場ではFFP2マスクの着用は義務で、FFP2以外のマスクですと、店舗等にも入れてもらえません。接種証明はあるに越したことはないので、紙媒体で取得されるのが良いと思います。

【イ)海外から日本への入国】
 i)搭乗前72時間以内にすべきこと
 日本到着72時間以内の鼻腔拭い液を用いたRT-PCR検査による陰性証明書が必須です。日本へ向かう便へ搭乗前に全員、空港で検査結果の提示を紙媒体で求められます。厚労省指定の用紙で用意することが望ましく、それ以外のフォーマットでにべもなく搭乗を断られている方を散見いたしました。有料(1万円から3万円)の検査場は空港内に設置されているので慌てることはありません。日本へ行くと告げると「了解、了解」とばかりに言わなくても厚労省の指定用紙に検査結果を書いてくれます。値段は高いですが、2時間で結果が出るエクスプレスサービスというのもあります。検査結果の印刷も検査場で可能でした。

 ii)日本到着16時間前までにすべきこと
 MySOSとCOCOAというアプリをスマホにインストールしておきましょう。MySOS(入国者健康居所確認アプリ)上で、検疫手続きを事前に完了(上記の陰性証明書、ワクチン接種証明、質問表、誓約書をアプリを通して搭乗便到着予定日時の16時間前までに申請し終えることが必要)させることができ、日本到着時、アプリ画面の提示により、検疫書面の審査・提出が不要になります(検疫のファストトラック)。

 iii)空港検疫(6月以降は緩和)
 帰国後は空港内に設けられた関所を移動しつつ書類の確認を終えた後に唾液による抗原検査が行われ、ここで陰性ならば開放され、入国できます。到着時間帯にもよりますが、およそ1時間から2時間半程度かかると見ておいたほうが良いでしょう。最新の情報では2022年6月1日以降は帰国元の国のコロナの感染状況如何で、空港検疫の部分が大幅に緩和されるとのことですので、6月以降は上記の72時間以内の検査による陰性証明とMySOSアプリによる事前申請だけで事足りるのではないかと想像します。それだけでも他国と比べるとすでに要求過多なわけですが。

 iv)入国後、通関前まで
 基本、出入国者が多くありませんので通関の際は(普段より)しっかり調べられます。荷物を開けられている人を普段よりは多く目にしました。

 以上、参考になりましたら幸いです。

 

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