周年事業
学会創立40周年記念対談の実施について
2018年2月
会員各位
特定非営利活動法人 日本分子生物学会
第20期理事長 杉本亜砂子
1978年12月に約600名で発足した分子生物学会は、2018年に学会創立40周年を迎えました。そこで第20期執行部では、節目となります今年の記念事業として、本学会ならびに我が国の分子生物学草創期からの歴史に詳しい先生方に語り手となって頂き、専門分野が近いお弟子さんとの記念対談を企画いたしました。分子生物学会が今日に至った歴史を振り返り、様々なエピソードとともにその道筋を留めるべく、対談には執行部からもファシリテーターとして立ち会い、順次実施しております。
会員の皆様には、学会創立に関わられた先生方の研究への想いと未来へのメッセージを感じて頂けると幸甚に存じます。
学会創立40周年記念対談
- 関口 睦夫
(聞き手:梅津 桂子、ファシリテーター:小林 武彦) - 由良 隆
(聞き手:芝 清隆、ファシリテーター:稲田 利文) - 小川 英行
(聞き手:篠原 美紀、ファシリテーター:杉本亜砂子) - 大石 道夫
(聞き手:木山 亮一、ファシリテーター:小安 重夫) - 石浜 明
(聞き手:五十嵐和彦、ファシリテーター:深川 竜郎) - 吉田 光昭
(聞き手:井上純一郎、ファシリテーター:塩見 春彦)
(敬称略・実施順)
学会創立40 周年記念事業/企画委員・ファシリテーター
杉本亜砂子(第20 期理事長)、小林 武彦(副理事長)、小安 重夫(副理事長)、塩見 春彦(広報幹事)、稲田 利文(庶務幹事)、深川 竜郎(庶務幹事)
学会創立30周年記念出版
学会創立30周年記念出版3部作
2008年に創立30周年を迎えた本学会は、これを記念し、
1.その歴史を留め(『分子生物学に魅せられた人々』)
2.分子生物学の現在と将来を概観・展望し(『21世紀の分子生物学』)
3.次なる世代にその魅力を伝える(『なぜなぜ生物学』)
ことを目的に、以下の3部作を出版いたしました。
※日本分子生物学会会員の方は特別割引価格でお求めいただけます。詳細は各タイトルのリンク先をご覧ください。
『分子生物学に魅せられた人々』
(四六判 縦組 232ページ 本体価格1,600円 2011年6月2日刊行)
創立30周年を期に、分子生物学が今日に至った道筋を、記憶の奥にしまいこまれてしまう前に記録することは重要と考え、日本の分子生物学の小史を書き留めることにしました。本書は、分子生物学進歩の臨場感を味わっていただけるように、我が国において分子生物学・分子生物学会の創立・発展に貢献した下記14名の方々に、現在第一線で活躍中の研究者がインタビューをし、まとめたものです。
富澤純一/岡田吉美/村松正實/志村令郎/吉川 寛/松原謙一/小川智子/堀田凱樹/柳田充弘/竹市雅俊/谷口維紹/岡田清孝/田中啓二/長田重一
『21世紀の分子生物学』
(A5判 横組 2色刷 288ページ 本体価格3,200円 2011年12月12日刊行)
各分野の第一線で活躍する専門家が、最新の論文情報や知見も含めて易しく簡潔に分子生物学を概説。コラムを豊富に挿入し、鍵となった歴史的な発見や実験などにもふれます。若い読者に"これなら自分にもできる、自分でもやってみたい"と思わせる一冊。
<生命の分子基盤>
細胞の構造と機能/タンパク質,酵素/代謝調節と代謝病/遺伝子とゲノム/RNAバイオロジー
<生命の維持と継承>
代謝調節と細胞間情報伝達の分子機序/細胞分裂/がん/胚発生と細胞分化/再生/老化
<生命のコントロール>
脳と神経/概日時計/植物科学の挑戦/感染症と宿主免疫/ゲノム創薬科学
『なぜなぜ生物学』
(新書判 縦組 202ページ 定価1,400円 2010年12月3日刊行)
中学生・高校生とその家族、あるいは生物を専攻しなかった社会人の方々がふと思う「いのち」にかかわる「なぜ?」について、分子生物学の最先端で活躍している研究者が対話形式でやさしく答えます。「いのち」の不思議を解く面白さを一人でも多くの人に知ってもらい、次の時代の分子生物学を担う若者の参入を期待します。
- 遺伝子とパソコンソフトはどこが違うの?
- なぜ肥満と痩せになるの?
- なぜ親子は似るの?
- なぜ癌になるの?
- どうして心臓は左にあるの?
- 雄と雌ってなにが違うの?
- どうして毎年のようにインフルエンザに罹るの?
- なぜ地球環境にいいことをグリーンというの?
- ケガをしてもちゃんとなおるよね!
- クジラはどこから来たの?
- 組換え食品は安全なの?
- 細胞の中って見えるの?
- 薬はどうやって創るの?




