特任助教または特任研究員 大阪大学大学院医学系研究科

大阪大学大学院医学系研究科 石井優研究室では、JST ERATO「石井生体内細胞環境プロジェクト」に2026年4月より参画いただける特任助教(常勤)または特任研究員(常勤)を募集します。
(研究室ウェブサイト) http://www.icb.med.osaka-u.ac.jp/index.html
JST-ERATO「石井生体内細胞環境プロジェクト」(2025-2030)は、生体内での細胞の多様性や環境適応のメカニズムを解明することを目的とし、従来の生体イメージングでは解析が困難であった「細胞環境」に着目した研究を推進します。細胞がどのように多様性を獲得し、環境に適応するかの本質的な仕組みを明らかにすることで、生命のレジリエンスに関わる新たな知見の創出に挑みます。
(参考)
https://www.jst.go.jp/erato/research_area/ongoing/jpmjer2501.html
公募の詳細は、以下のリンク先をご覧ください。
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/employment/limit_term/researcher/20251027_igaku-mennekisaibou_tokuninnjokyo-or-kenkyuuin.pdf/@@download/file

身分:特任助教 (常勤)または特任研究員 (常勤) 若干名

就業場所:大阪大学 吹田キャンパス(大阪府吹田市山田丘2-2)または 医薬基盤研究所 (大阪府茨木市彩都あさぎ7-6-8)

契約期間:採用日 (2026年4月1日以降で応相談)から2027年3月31日まで※雇用契約期間満了後、業務の継続状況および勤務評価などの審査により、プロジェクトの存続を条件に2031年3月を上限として更新の可能性あり。

業務内容:
以下3グループのいずれかに所属し、他グループと協力しながらプロジェクトを遂行する。特任助教(常勤)の場合、学生の指導を含む教育業務にも従事いただきます。

1) 免疫動態研究グループ(グループリーダー:宮本 佑)
生体イメージングを用いた細胞動態・細胞機能の可視化、フローサイトメトリーを用いた細胞の単離、シークエンサーを用いた網羅的遺伝子発現解析、固定組織切片を用いた多重免疫染色を基本技術として扱い、さまざまな臓器や病態で生じる未知の現象の探索とその原理究明を行います。また、常在微生物や神経系が各臓器の組織環境および免疫システムに与える影響の解明にも取り組みます。
(参考文献) Miyamoto, et al., Nature, 2024: doi.org/10.1038/s41586-024-07372-6

2) 細胞環境イメージング研究グループ(グループリーダー:稲生 大輔)
タンパク質エンジニアリングを駆使し、様々な細胞外生理活性分子動態の可視化蛍光プローブや光操作ツールを開発します。開発したプローブを種々の臓器・組織における生体イメージングに応用し、まだ見ぬ細胞環境動態の解明を目指します。
(参考) Ino et al., Nat Methods, 2022: doi.org/10.1038/s41592-022-01597-x

3) 網羅的細胞環境探索グループ(グループリーダー:一瀬 大志)
3次元空間プロテオームや空間トランスクリプトーム、3次元画像解析、神経免疫学的実験手技などを駆使し、細胞機能を制御する組織環境因子の網羅的探索を行っていただきます。

応募締切:2026年1月30日(金)
ただし、候補者が決定し次第、締め切ります。

問い合わせ先:
免疫動態研究グループ 宮本 佑
E-mail: ymiyamoto[at]icb.med.osaka-u.ac.jp ※[at]を@としてください
細胞環境イメージング研究グループ 稲生 大輔
E-mail: dino[at]pharma2.med.osaka-u.ac.jp ※[at]を@としてください
網羅的細胞環境探索グループ 一瀬 大志
E-mail: hichise[at]icb.med.osaka-u.ac.jp ※[at]を@としてください